英語の第三文型がいまいち理解できていないです
英語の第三文型の構成や内容を説明します
- 英語の第三文型の構成や意味
英語の文型とは
英語は主語や動詞、目的語などの文の要素を配置する形によって意味が決まってくる言語です。
文型を理解することは、英語の意味を把握しやすくなるなど、英語を理解する上でとても重要です。
英語の文型の種類
英語には以下の5つの文型があります。
- 第一文型: 主語(S) + 動詞(V)
- 第二文型: 主語(S) + 動詞(V) + 補語(C)
- 第三文型: 主語(S) + 動詞(V) + 目的語(O)
- 第四文型: 主語(S) + 動詞(V) + 目的語(O) + 目的語(O)
- 第五文型: 主語(S) + 動詞(V) + 目的語(O) + 補語(C)
この記事では、この中の第三文型について説明します。
英語の第三文型とは
英語の第三文型とは、中学一年で習う基本的な文の形式の一つです。
S(Subject=主語)、V(verb=述語動詞)、O(Object=目的語)で構成されます。
主語(S) + 動詞(V) + 目的語(O) の形式
第三文型は、主語と動詞に続けて1つの目的語を持つ形式です。
主語(S) + 動詞(V) の第一文型に、動詞の目的や対象をあらわす 目的語(O) が加わった形です。
目的語の後に修飾語が続くことも多い
以下のように、主語(S) + 動詞(V) + 目的語(O) + 修飾語(M)の場合も多いです。
She studies in the library. (彼女は図書館で勉強します。)
I bought a gift for him. (私は彼へのプレゼントを買った。)
主語(S) ≠ 目的語(O) の関係がある
第三文型は、主語(S) ≠ 目的語(O)となっているのが特徴です。
He visited the doctor. (彼は医者を訪ねた。) He
≠the doctor
第三文型
He became a doctor. (私は医者になった。) He
=a doctor
第二文型
第四文型から書き換えることができる
主語(S) + 動詞(V) + 目的語(O) + 目的語(O)の第四文型を、第三文型に書き換えることができます。
第四文型から、目的語の順番を入れ替えて、前置詞を使うと第三文型に変わります。
She cooked a meal for me. (彼女は私に食事を作ってくれた。) 第三文型
She made me a meal. (彼女は私に食事を作ってくれた。) 第四文型
第三文型の動詞について
第三文型の動詞は他動詞
第三文型の動詞は、目的語が必要な他動詞です。
We remain good friends. (私達はずっと仲良しです。)
He became a actor. (彼は役者になった。)
第三文型の目的語について
目的語とは
英語での目的語は、主語や動詞の対象を説明する文の要素です。
目的語は動詞の後ろに置かれて動詞(動作)の目的を表します。
目的語は名詞や代名詞
第三文型の目的語は名詞や代名詞になります。
動名詞やTo不定詞の名詞的用法など、名詞として扱われるものも第三文型で用いられます。
名詞の場合
目的語に名詞を置いて『〜が、〜を』など、動詞の対象を説明します。
We remain good friends. (私達はずっと仲良しです。)
He became a actor. (彼は役者になった。)
代名詞の場合
名詞と同じように代名詞も、第三文型の目的語になります。
This is mine. (これは私のものだ。)
to不定詞の名詞的用法
『〜すること』という意味のto不定詞の名詞的用法も第三文型の目的語に使われます。
This is mine. (これは私のものだ。)
動名詞
動詞に”ing”を付け足すと動名詞として、名詞の役割を持つようになります。
動名詞も第三文型の目的語として使われます。
He quit smoking. (彼はタバコをやめた。)
名詞句
主語(S)+述語動詞(V) を含まない 2語以上のかたまりで1つの品詞をあらわすものを句といいます。
名詞の意味を持つ名詞句も、第三文型の目的語に使われます。
I don’t know what to do. (どうしたらいいのかわからない。)
名詞節
主語(S)+述語動詞(V) を含む 2語以上のかたまりで1つの品詞をあらわすものを節といいます。
名詞の意味を持つ名詞節も、第三文型の目的語になります。
I think he is smart. (彼は頭が良いと思う。)