現在完了形と現在完了進行形の違いがよくわかりません
それぞれの意味と違いについて説明します
現在完了形と現在完了進行形の使い分けについて
現在完了形と現在完了進行形は、ともに過去から現在まで続いている内容や状態を表しますが、少し意味が異なります。
この記事では、現在完了形と現在完了進行形の使い分けについて説明します。
現在完了形について
現在完了形は、過去に始まって現在まで続いている内容を以下の構文で表します。
主語
+have(またはhas)
+過去分詞
現在完了形は、以下の3つの意味のいずれかを表します。
- 継続用法
- 経験用法
- 完了用法
過去に経験した内容の、現時点での状態を表します。
I have been to Taiwan twice.
私は台湾に2回行ったことがあります。
現在完了形は経験を強調する
単に過去の行動の場合は、過去形で表します。
I went to the station yesterday.
昨日駅に行きました。
これまでの経験としてということを表す場合に、現在完了形を使用します。
過去の経験や行動が完了していて、現在もその状態が続いていることを表します。
I’ve already finished cooking.
私はもう料理を作り終えました。
完了状態を表す副詞付けることが多い
継続していることを表すために、期間を表す前置詞などを文に付けることが多いです。
- already(すでに)
- just(ちょうど)
- yet(まだ)
現在完了進行形について
現在完了進行形は、過去に始まった動作や状態が現在も続いていたり、続いてきたことを表します。
主語
+have(またはhas)
+been
+〜ing
I have been waiting for over two hours.
私は2時間以上待ち続けています。
現在完了形は、以下の3つの意味のいずれかを表します。
- 現在も継続している内容
- 少し前に完了した内容
- 繰り返し行ってきた内容
過去から始まった内容や状態が、現在も続ていることを表します。
I have been waiting for over two hours.
私は2時間以上待ち続けています。
今後も続いていく意味合いを含む
現在完了進行形は、現在も続いていて今後も続いていく意味合いを含むことが多いです。
現在完了進行形で、少し前まで続いていた状態や内容を表す場合もあります。
I have been waiting for you for a long time.
あなたをずっと待っていました。
実現していないことを表す場合もある
実現していない内容をr、現在完了進行形で表すことがあります。
I’ve been meaning to call you.
ずっと電話しようと思っていた。
これまで繰り返し行ってきた内容も現在完了進行形で表します。
I have been visiting New York many times.
ずっと電話しようと思っていた。
現在完了形の継続用法と現在完了進行形の意味の違い
現在完了形の継続用法と現在完了進行形は、両方とも過去に始まった内容が現在も続いていることを表します。
進行形にしない動詞は現在完了形
知覚動詞や状態を表す動詞は進行形にはならないので、現在完了形になります。
I’ve always wanted to go to Europe.
ずっとヨーロッパに行きたいと思っています。
知覚動詞の例
see (見える)、feel (感じる)、smell (匂う)、taste (味合う)、hear (聞こえる) など
状態を表す動詞の例
know (知っている)、forget (忘れている)、like (好んでいる)、think (思う)、understand (理解している) など
動作を表す動詞は現在完了進行形
動作を表す動詞は、過去から続いている動作を現在完了進行形で表します。
I have been working for 12 hours today.
今日は12時間働いています。
現在完了形でも使える動詞もある
動作を表す動詞の中には、現在完了形でも使える動詞もたくさんあります。
I have lived in Tokyo for ten years.
私は東京に10年住んでいる。