Route53でお名前.comで取得した独自ドメインを利用する

2023年9月17日

当ページのリンクには広告が含まれています。

生徒

お名前.comで取得した独自ドメインをRoute53で使いたいです

先生

Route53とお名前.comの独自ドメインを紐付ける手順を説明します

AWSのサービスで独自ドメインを使用したい場合、Route53で独自ドメインを取得するのが一番簡単です。

ただ、Route53の制約や料金面から、他のドメイン登録サービスで取得した独自ドメインを使用したいケースも多いと思います。

Route53で独自ドメインのホストゾーンを作成する

独自ドメインをRoute53で使用するには、まずホストゾーンを作成します。

AWSのマネジメントコンソールでRoute53の画面を開きます。

Amazon Web Services, Inc.

Amazon Route 53（スケーラブルなドメインネームシステム (DNS)）| AWS Amazon Route 53 は、可用性が高くスケーラブルなクラウドのドメインネームシステム (DNS) サービスです。DNS ルーティングポリシーをカスタマイズし、レイテンシーを低減…

Route53のダッシュボード画面でホストゾーンの作成をクリックします。

上の画像はホストゾーンが1個も無い場合のものです。すでに他のホストゾーンを作成済みの場合は、左の「ホストゾーン」をクリックしてホストゾーン一覧画面から作成します。

ホストゾーンの作成画面で、使用するドメイン名を入力してパブリックホストゾーンを選択。ホストゾーンの作成をクリックします。

これでドメインのホストゾーンの作成は完了です。

Route53のホストゾーンとお名前.comの独自ドメインとを紐付けます。

作成したホストゾーンのレコードのタイプがNSの行の値/トラフィックのルーティング先の値を全てコピーするなどしてメモしておきます。

お名前.com以外のドメイン登録サービスを利用している場合でも、そのサービスでドメインのネームサーバーにRoute53のネームサーバーを設定する手順なのは同じです。

お名前.comにログインして画面上部メニューの ネームサーバーの設定 ーネームサーバーの設定を選択します。

「ネームサーバー設定」画面で設定するドメインを選択してその他のサービスを選択します。

ネームサーバー欄のに上でメモしたRoute53のNSレコードの値をすべて入力して確認画面へ進むボタンをクリックします。

確認画面が表示されるので設定するをクリックします。

ネームサーバーの設定が反映されて、設定したドメインでサーバーにアクセスできるようになるには、24時間から72時間掛かると表示されて、実際しばらく時間が掛かります。（実際には24時間以内に反映されて使用できることがほとんどです。）

完了画面が表示されれば設定完了です。

独自ドメインで使用するサーバーを、まだ用意していなければ、手順はここまでです。

独自ドメインを使用するサーバーが既に用意されている場合は、以下の設定も行います。

次に独自ドメインと紐付けるDNSレコードを作成するためにレコードを作成をクリックします。

以下の値を入力してレコードを作成をクリックします。

項目	説明
レコード名	サブドメインの場合はサブドメインを入力します。
レコードタイプ	`A`を選択します。
値	サーバーの公開IPアドレスを入力します。。(例えば、Lightsailでサーバーを構築している場合はLightsailのインスタンスのパブリックIPアドレス)